法事
法事って大事
よく昔から「法事は命日より早めにやった方がいいよ」って聞いたことありませんか?
なんだか過ぎちゃうと呪われるみたいに思っている人もいるようです。
ですがそうじゃなくて、これは「法事」っていうものは必ずやらなくてはいけないよっていう事を教えているんです。大事な事は早くやりなさいって。
私もよく親にテスト勉強や宿題は早くやれって言われました。ちょっと違うか?
でもこれは先人たちの智慧です。法事は恩を受けた人への恩返し、今を共に生きる人たちの絆を深める。
お坊さんのお話(仏の教え)を聴いて生きる勇気が湧く!
そんな意味合いがご法事にはあると私は思うのです。
法事を行うまでの流れについて
①日程を決める。
初めての方でもお電話一本くだされば大丈夫です。
お坊さんと日時の都合を合わせて日程を決めます。
②法事へ向けての準備
場所はどこでやるか? お寺orご自宅 or霊園の礼拝所
③基本的に法事に必要なもの
(ご相談に応じます。)
正覚寺で行う場合にはこちらでご注文をお受けできます。
① 生花
② お供物 例(お菓子・果物・お酒・お米)
③ 塔婆供養 (事前にお寺さんへ伝える) 別項目で詳しく
④ 故人様お写真
⑤ お仏壇のお位牌 (ない方は過去帳など)
※正覚寺で行う場合は、場所代はかかりません。車代なども結構です。
他の場所で行う時は、一般的にお車代をご用意くださることが多いです。(金額に決まりはありません)
ご法事の前に
お参りやご葬儀には必ずされる「合掌」「焼香」。皆さんはなぜそうするのかを教わったこと、考えたことはございますか?
ここでは、その意味を知って、より心を込めてのご供養をしていただけますようにお話をさせていただきます。
合掌〜なぜ合掌するの?
・右手は仏様(清浄)、左手は私たち(不浄)。その手を合わせると…
・わたし達のふたつの心「愛し助け合う」「憎み傷つける」
・心は安定。そして自然と素直な気持ちに…
・両の手を合わせれば”人を傷つける””モノを盗る”ことはできない
正しい合掌をしましょう!
①姿勢を正し、リラックスして左右の手のひらを軽く重ねます。
②親指の付け根を胸につけ、中指の先を喉の高さに合わせます。
③背筋を伸ばし肘を張らず、肩の力を抜いて手を45度傾けます。
こんな合掌はNGです
・”つぼみ”のようにふくらんでいませんか?
・指が開いたりしていませんか?
・片手だけでしていませんか?
合掌しましょう
本尊に合掌すれば信心となる
父母に合掌すれば孝養となる
互いに合掌すれば和合となる
長上に合掌すれば敬愛となる
事物に合掌すれば感謝となる
焼香〜なぜお焼香するの?
・仏前をきよめる
・仏さまがその道場にお出ましになる
・仏さまの世界を香りによってあらわす
・仏さまのたべもの
・アロマテラピー
お焼香の作法
①導師に一礼(葬儀・法事では前へ出るときに施主・遺族に一礼します)*このとき御本尊に背を向けないように少し斜めに構えます
②御本尊・故人に合掌一礼
③抹香を取り額の近くまで上げ、静かに香炉へ入れる
④もう一度、御本尊・故人に合掌一礼
⑤導師に一礼し、席へもどる
抹香のつまみ方
②〜④の所作では親指と人差し指を使い、残りの指をまっすぐ伸ばすときれいです。
お焼香何回?何本?
基本的には3回(3本)
・三毒煩悩【むさぼり】【怒り】【愚痴(ぐち)】を焼き払う
・現在・過去・未来にわたり仏さまにめぐり会えますように
・仏・法・僧への帰依(きえ)を示す
*その場に応じた配慮も大切にしてください