信仰と教え

信じる心

「信仰」とは私たち日本人にとってどのようなものなのでしょうか?

「自分は無宗教です。」と胸を張って云うおじさんがたまにいます。

それはただ一定の宗教宗派の組織に属していないという意味であって、神仏を心から信じていないという日本人は極々少数でしょう。

我々日本人というのは、山に海にも神様がいて、日常で使う本やお箸、扉に至るまで、そこには命があるのだと感じています。だから足で踏んづけたり、粗末にしてはいけないと子どもは大人から教わるのです。

信仰とは目に見えないものに畏敬の念をもち、感謝し、和をもつことをいうのだろうと私は思います。

仏様の教えがそこにある

あなたが人生で迷った時、寂しい時、勇気が欲しい時、幸せになりたいと願う時、そして幸せな時、信じる心を持っていると、お釈迦様の正しい教えがあなたの人生をより良い方向へ導いてくださるのだと思います。

法華経という経典は、変人が信仰する教えではありません。

自己の願いだけを叶えるためにあるのでもありません。

すべてのものが仏と等しく成る道なのです。

あなた自身が仏と成って人を救う教えなのです。

自分が変われば人が変わり、人が変われば世界が変わっていく。

仏さまは遠い星に住んでいるのではないんですね。

私たち自身が目指す人生のゴールなのではないでしょうか。

合掌