慈眼院の花まつりが開催されます!
慈眼院 花まつり
市内の広報誌【タウンニュース】や街のチラシなどでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
なぜ正覚寺からお知らせをするかといいますと、慈眼院は私の実家のお寺だからです。
チェーン店ではありませんが、姉妹寺といったところでしょうか(笑)
8日は少々お天気が心配ですが、スタッフ内では、「なんとかなるでしょう。」といった感じで前向き(楽天的)です。
雨やあられや嵐でも、スタッフ一同笑顔いっぱいに皆さまをお迎え致します。
お花まつりへの特別な思い
もともと慈眼院には、現住職、純尚上人が若く就任して以来、お花まつりは粛々と行われていました。
4月8日の午前中5~6人のおばあちゃんたちがお経を読み、甘茶を飲んで、おしゃべりをして終了。
年間の仏事の行事として、しっかりとお勤めをしてくださっていたのです。(私が小さい頃)
そこで10数年前に「慈眼院花まつり」をもっと地域にオープンなお祭りに、ということで、寺族と信行会の方々&ご近所の有志の方などで討議を致しました。
そこで始めに、今後のお花まつりの日にちを決めましょうということに。
@「沢山の人に来てもらうには、桜の満開の日曜日がいいね。」というご意見や、
@「4月8日」は【お釈迦様の誕生日】このことを受け継いでいくこと、世間に広く知ってもらう事が大事じゃない?
というご意見が出されました。
「んんんんんんん」住職も悩むところです。
@「平日にやっても人が来ないよ!人が来ないと意味ないでしょ!住職!!」
@「4月8日にやらなきゃただの桜まつりだよ!花見になっちゃうよ!気持ちのある人は平日でも来るさ!」
「よし!4月8日にやろう」
という住職のツルの一声で決定したのでした。
もちろん、桜が散って葉桜まつりの年もありましたし、大嵐で5人くらいの人しか来ず、桜アンパンが大量に売れ残った年もありました。
桜の開花時期のずれやお天気に左右されるのも、大自然と共に生きている私たちの世の常です。うまくいくことばかりではないと教えられるようです。
また、嵐でもお参りに来てくれる人の優しい心にふれることもありました。すべてが4月8日のお釈迦さまの誕生をお祝いする出来事なのかもしれません。
仏さまを信ずる気持ちによって思いは様々でしょうが…
にぎわう老若男女
@慈眼院特製の『さくら御膳』は一度はお召し上がりください!桜味のごはんに煮物。毎年中々の好評判です。
数に限りがありますので是非とも並んで整理券をゲットしてください。
@春のステージもローカルな雰囲気で楽しいです。地元の芸能人たちが集結します。懐メロ&マジックなど
テレビでは決して見られないクオリティーのエンターテイメントです。
@桜アンパンやおなじみのおいしい焼き鳥。お天気ならお外でお抹茶も楽しめます。
@そしてそしてこのお祭りの大事なところは、お釈迦さまの「おみ堂」(チラシ写真右上)です。
まず場内に来たら「おみ堂」に向かってお参りをしてから飲食店にいきましょうね。
ちなみに仏教行事のお祭りです
「おみ堂」にいらっしゃるのは、一年に一度、お目にかかることのできる「お釈迦さまご誕生のお姿」です。
この仏さまに甘茶をかけて差し上げるという作法が、仏を讃える供養となります。これを【灌仏】(かんぶつ)といいます。
これはお釈迦さまがお生まれになった時、そのお誕生を森羅万象がお祝いしたといわれます。
天女が舞い花びらが舞い散り、龍が歓喜し甘露の雨が降ったという伝説があります。
(@法要の最後には景品付きのアメをまいています!)
日本人でしたらこれを知らなきゃいけませんよ!立派なジャパニーズカルチャーでもあります。
以前、私が「おみ堂」の担当で、おみ堂の横に立って、次々に作法のご指導係りになった時のことです。
幼稚園年長さんくらいのかわいい男の子の順番がまわってきました。
私は「はい、じゃあこの甘茶を頭にかけるんだよ」って言ったんです。
すると ななななんと!
その子は、自分の頭に甘茶をかけてしまったのです。
笑ってるひまなどなく、上半身はびちょびちょになってしましました。
この日以来、私の心には、お釈迦さまは頭から甘茶をかけられて嬉しいのだろうかという少々の雑念が…
大人の皆さんはこのようなことのないよう、花まつりの作法を知って頂きます様に。
そしてこれからはオリンピックに向けて外国人の方々もウェルカムな体制を整えたいと思います。
皆さんのお参りをお待ちしております!!