写経の会お知らせ
写経についてのお話
若葉がさわやかな風にそよぐ季節となりました~。
正覚寺では、ここ一年くらいですが写経の会を開催しています。
意外にも参加者の皆さんの反応が良いので、今日は写経についてのお話を致します。
心がまえとして
写経をやったことのない人の多くは、「自分は筆をもったことがないから」とか「字が下手だから」という理由で「写経は良いことだ」と知りながら躊躇して実行してこなかったようです。
しかし、字は練習すれば日を追って上手になります。
始めから数枚書いたあとで最初のと比べてごらんなさい。
自分でも違うなあと感心なさるはずです。
それに写経は本来字の上手、下手ではありません。自分の心の問題です。
雑念を捨てて真摯な気持ちで行えば字の上手、下手は問題ないのです。
また、会社の煩わしさや家庭の悩みに直面したとき、心の拠り所のある人と無い人では、雲泥の差が出てきます。
心に拠り所の無い人は、悩みに執着し、問題の本質を見失しない、くよくよ悩んでしまいます。
ところが心に拠り所のある人は、その執着から解放され、冷静に考えることができます。そこに妙案も浮かぶということです。
これこそ、無形の功徳であり、失うことのない財宝です。
ですから心に拠り所のある方は、どんなことにも対処できる自信があるので、いかなるものにも動じません。
この動じない信念を持続するのがいわゆる信仰の力です。その信仰心の基礎を養う行(ぎょう)の一つが写経なのです。
写経をするときには、雑念を捨て、ただひたすら写経に心を向けましょう上手でも下手でも、丁寧に心をこめて書くよう心がけたいものです。(写経教材手引きより抜粋)
次回の写経の会お知らせ
平成27年7月5日(日)午後3時~5時
参加費 1,000円
お電話でお申し込みください。
046-835-4723
※初めての方は手ぶらでも大丈夫です。
(写経用の筆だけでも用意してくださると書きやすさが違います。)
(参考まで:¥1,000くらいの写経筆。文具店などで購入できます。)
※正覚寺で用意のあるのも
すずり、墨汁、下敷き、ぶんちん、筆
※備考
・テーブル席での実践なので正座しません。
・普段着で結構です。
会の流れ
1、 初めての方には教材をお配りしています。
2、 心がまえ説明
3、 黙とう(精神統一の儀)
4、 書き始め(40分~50分)
5、 休憩(おしゃべり)
6、 書きはじめ(40分)
7、 お経読誦
8、 解散
やってみようかな~でも勇気がないな~って方大歓迎です。
踏みだす一歩が仏の御足