日本の風情を感じながら写経の会を開催いたしました
写経の会開催!
ちょっと早めに咲いた桜の花が散ってしまったところもあったようです。
そんな日本の風情を感じる季節、正覚寺では「写経の会」が開かれました。
心落ち着かせ書写の行 悟りの道がちょっと見えた!?
写経は初めて!
筆を持つのは学生のときぶり!
という方もいました。
始めは少々緊張気味でしたが、精神統一の儀を行い、いざ、書き始め。
シーンとした雰囲気の中、皆さん夢中で書写の行に励みました。
40分で休憩を入れて、お茶タイム&雑談。お経のご説明などをして再び開始。
もう40分程書写行をし、最後はそのお経をゆっくりと皆さんでお唱えし、本日は終了。
約2時間があっという間に流れました。
どうでしたか写経やってみて!?
「小さい頃、私の育った地域では、決まった日になると、大人たちが当番の家に集まってよくお経を読んだ。子どもながらにお経をよく耳にしていた。私の両親もよくお経を読んでいた。今その懐かしい光景が頭に浮かぶ。昔の人達が読んでいたあのお経を写経できることがとても感激です。」(70代男性)
「実はとても緊張してこちらへ来ました…でも頂いた教材が、最初はなぞるものだったので私にもできました。自力で書けるようになるにはまだまだ先になりそうですが、この年齢になってこのような目標ができたことがとても嬉しい。とても良い収穫があったと感じています。」(70代女性)
みんなで修行を積んでいきましょう。
写経の目的は、「修行」という意義もありますし、「供養」という側面もあるでしょう。
一般の皆さんは、大切な方を亡くされ、お寺に足が向くというケースが多いと思います。
仏教の素晴らしい所は、自分の人格を高めようと努力することが「大切な人への供養」になることです。
逆に大切な人に供養したいということは、自身の人格を高める→仏さまの様になっていく→仏教を実践して生きるということになるのかもしれません。
修行は辛いです。面倒くさいです。楽して生きていきたいです。
でも修行を積んでいきましょう。
なぜなら修行は
自分の心が成長する。
心が丸くなる。
仏さまに近づくことになる。
今なんとなく皆さんが抱えている不安や心配が少しづつとけていくと思います。
それは、「心」や「命」というものが修行によってわかってくるからじゃないでしょうか?
特にお若い方々にもっともっとこういった修行を体験していただきたいです。
他にも「修行」=「供養」
1(受持)仏さまの教えをたもつこと
2(読)お経を読むこと
3(誦)お経を暗記すること
4(解説)お経の中身を理解すること
5(書写)お経を人に伝えること
などが法華経には説かれています。
ちょっと難義なお話をしてしまいました。
また写経の会はお知らせをいたします。ご参加ください。
ありがとうございました。