グリーフケア (悲しみを癒す会)
徐々に秋の気配が近づいてきました。
先日、佐原正覚寺ホールにて、きらきらぼしの会が開催されました。
お久しぶりに当会発足当時の Sママさんが会にご参加してくださいました。
ご事情で遠くへお引越しをされ、昨年一年間は、Sママさん不在のため、当会も灯が消えかけていましたが、また横須賀へ戻ってこられたということで今日から再出発です。
当会は特になにかをするわけではありません。相手のお話をお聞きする場所です。
今 ご自身が思っていることをお話ししてください。
決して無理せず、あなたらしく自然に。
Sママさんのお話から
※(今回は当会の告知上、ご本人の許可を得て掲載をしています。今後参加者さまのご事情を掲載することはございません。)
ご病気によって2歳の娘さんを亡くされたSママさん。
当時深く深く悲しんでいらっしゃったお姿を私は知っています。
今日3年数か月が経って、当時の心境をお話してくれました。
「あの時はなにも手につかず、なにも考えられなかった…」
「家族の気持ちや主人のことまで考えてあげるゆとりがなかったように思います…」 愛するご家族のお話をしてくださいました。
また、Sママさんは当時、横浜や東京で行われているグリーフケアの会へ足を運ばれたそうです。
そこで出会った人とのお話や、各会のルールや雰囲気をよくご存知です。会によっては、細かく参加ルールが設けてあるところもあります。
お子さん同伴は不可や亡くされた子の年齢や原因も特定されることもあります。
きらきらぼし の目指すもの
当会は 「自然体でいましょう。」ということを年頭におき、会の運営を細く長く続けていきたいと思っています。
そして、なるべく門を広く、敷居をさげて。
(お互いを尊重し、規則を少なく、居心地の良い空間に)
Sママさんは当時を振り返り、
「深い悲しみの中でも、現実の時間は流れていきます。自分だけ置いていかれそうな切ない気持ちもあります。でも生活している横須賀で、当会のようなものがあって、パンフレットなどを目に触れることができたらよかった。人の気持は人それぞれ違うと思います。悲しみが癒えていく段階も人それぞれです。でも『進む道を選べる』という選択肢があったら、悲しみの癒し方も変わっていきます。私の場合は、同じ思いをした人に会いたかった。会ってお話をしたかったです。」
「市役所や火葬場に当会のパンフレットを置かせていただけないでしょうか…」
当会は気軽にご参加ができます。もちろん退会も気軽に。
不安なことご心配がおありかと思いますが、メールなどでお問い合わせくださいませ。