お彼岸のご供養やお彼岸の意味、正覚寺でのお彼岸法要について

季節行事

投稿日: 2015年03月16日

最終更新日: 2015年03月16日

お彼岸のご供養が始まりました~

大切な故人様へお経を上げてください。お坊さんからの切なるお願いです。

昨今は、核家族の増加に伴い、おじいさんおばあさんと一緒に生活をしているという人は少ないと思います。ですから

お家に仏壇があるわけじゃない、
小さい頃から毎朝お参りするといった習慣がない、
折々にお坊さんが自宅に来るなんてことも経験がない!

というお宅があたりまえです。

いざ、家族のどなたかが亡くなって、「お彼岸」を迎えても、

「どうしたらいいのか?何をすべきなのか?」

ということがわからない。ネットを調べても色々な情報が交錯している。

結局は自分の都合の良いものを選ぶ、ということになるでしょうか…

そもそもお彼岸 て何?

ざっくり言うと

『春のお彼岸』【書籍:旧暦のあるくらしより】
春分の日を中日に、前後3日を含めた7日間が、春のお彼岸です。先祖の霊を供養する仏事が行われる日ですが、日本では古来このころに農事始の神祭をしていたそうで、仏教に縁のない固有信仰の行事も多いとか。

例えば秋田地方では、万灯日といって子供たちが藁を集め、丘の上で火を焚くそうです。

ちょっとレベルを上げて言うと

『彼岸』とは、【岩波仏教辞典より】
かなたの岸。目指す理想の境地。煩悩の海の《此岸》(しがん)から、修行によってそれを渡り切った向こう岸、つまり《輪廻》(りんね)を超えた涅槃の境地のこと。

我が国では古くからの習俗と混交して、3月の春分と9月の秋分にそれぞれ7日間行われる、彼岸会(ひがんえ)のことを指す。

『彼岸会』この行事は日本のみに見られる行事で、聖徳太子の頃より始まったともいわれるが、平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化した。在家の信者(一般に仏さまを供養する人)は、寺参り、墓参りを行うのが習わしとなっている。

こんな意味なんですね。難しいですよね…

寛尚上人のお彼岸のおはなし

じいいちゃんばあちゃんはよく井戸端会議で「わたしゃお彼岸に逝きたいね~」と言っているのを聞いたことがありませんか? 

それはなぜでしょう?

お彼岸はこっちとあっちの岸が近くなるから渡りやすいのである。

だから楽して渡れるというのがトレンディ―なのです。

ということは、その期間にお参りをする私たちの感謝の気持ちも、仏さまに伝わり安いのである。だからお墓参りをする。

人間つねに気持ちを張りつめて、物事に向かうというのは難しい。

仏さまを大事にするのもそうかもしれない。緩急が必要です。

お彼岸っていう期間は、そういう私たち凡夫(常に仏さまに身を入れられない者)に設定された貴重な期間だということです。一年の中でたとえ1回でも2回でも

故人様をお守りくださるお寺の仏さにお参りをする とか
お坊さんをお仏壇に迎えて一緒にお経をあげてみる とか

そんなことで故人様にいつもより大きな供養をしてあげられた、と思って欲しいのです。

そういう行為の積み重ねが、生きる人と故人さまとの絆を年々強くしていくんです。

「気持ちの問題でしょ」ってことで終わらせてしまうと、亡き人と心を通わせることがどんどんどんどん難しくなっていきます。

どうかお坊さんと一緒に拝んでください。お坊さんと一緒に祈って下さい。

お彼岸は仏さまがセッティングしてくれた特別な日です。

正覚寺ではお彼岸法要

3月21日 お中日午後三時より 
誰でも参加できます。
みんなでご先祖のご供養をしましょう。

合掌

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