お盆に向けての準備
え?早い?備えあれば憂いなしです
アジサイの鮮やかな季節となりました。
沖縄九州と徐々に各地域で梅雨入りを耳にする今日この頃です。
三浦半島に住む私たちも6月は梅雨になり、5月の「動」から6月は「静」という感じでしょうか…
雨の良さを感じながらゆっくり過ごしたいものです。が、
実は、僧侶の私にとりましては、翌月にやってくる「お盆」に向け、準備の6月でもあるのです。
のんびりはしていられません!
皆さまにもそのお裾分けをここで致します。
お盆のこと。知っておくだけでも
昔は、身近な人が亡くなると、親戚や近所の方々が、
「お盆が来たらこうするんだよ。」とか
「うちの時はこんな風にやりましたよ。」と
ご心配してくれる人も多かったようですが、
昨今は中々、そのようなお付き合いの機会も無いようです。
知らないとついつい自己流になってしまい、何年経っても、これでよいのかな~と迷う心が抜けません。
「鉄は熱いうちに打て」という様に、新しく仏さまが出られた家の方は、どうか「お盆の作法」を行ってみてください。
最初は、寂しさのあまり気持ちが進まなかったり、準備への不安があっても、やがて二年経ち、三年経ち、月日が経過しますと
「お盆」
を行う事で、気持ちがほっとする時が必ずきます。
正覚寺では、伝統的なお盆の作法、準備などをご無理なくできる範囲でご紹介しています。
新盆をお迎えする方へ
こちらの「新盆をお迎えする方へ」をご覧ください。
もくじ
◆お盆の由来
◆仏壇での準備の品々
◆棚経【自宅のお盆飾りの前で、お坊さんと一緒にお経を上げて供養すること】
◆迎え火送り火、お寺や地域のお盆行事をチェックしましょう。
◆「新盆施餓鬼法要」にて供養すること。
ご不明な点、ご質問、お申込みなどメールやお電話にて
お気軽にどうぞ。0468354723 正覚寺
丁寧にご説明致します。
たまにあるあるご質問
① お盆の支度はするのですが、お経を読んだり、お寺の行事には出席するつもりがありません。
悪いことでしょうか?
A:「あなたのお気持ちがすむのなら大丈夫ですよ。」と言ってあげたいところですが、
お悟りを開かれたお釈迦さまは、
絶対の善たる仏の教えを受け付けない。そんな利己的な私たちの心を
「お盆」で戒めているようです。
大事な人の回忌法要はやれるのに、それ以外の人の命には供養をしない。
私たちは、より大きな視野に立って生きることを覚り、
このより大きな功徳を大切な方の元へ届けたという喜びをもって生きることが
お盆の功徳かもしれません。
② 誰でも供養をご依頼できるのですか?
菩提寺のある方は、日頃からそちらのご住職様が、貴家の仏さまをお世話してくださっていますので、そちらでご供養をなさってください。ご指導をお受けになってください。
正覚寺は、お坊さんとのお付き合いがない、今まで何もしてこなかったなど
宗派などの違いを超え、供養したいというお気持ちを大切にしています。
③ どうしてもお盆期間中に都合がつきません。どうしたらよいですか?
棚経(自宅やお墓)でのお経については、7月盆は7月1日~31日まで
8月盆は8月1日~31日まで
対応をしております。
「お施餓鬼大法要」につきましては、大勢のお坊さんの読経。沢山のお供え物。
お塔婆の準備等々。どうしてもこの日にしか行えない法要なので、
ご都合のつかない方は、「お申込み供養」をお願いしています。
「な~も~」【夏号3】も合わせてご覧ください。