平成27年お施餓鬼大法要をお勤め致しました
先日の(土)(日)には、平成27年度正覚寺施餓鬼大法要が行われました。
毎年いらしている方々には、おなじみとなった行事でしょうか。
本堂のお飾りも、年回忌法要の時とは、ちょっと違い、
「大勢の仏さまを供養する」という意識、意図があります。
住職の法話にもありましたが、
「あなたの施餓鬼供養(塔婆や供物)の施しが、隣に座っている方の仏さまを救い、あなたの仏さまは、またその隣の人の供養によって救われる。お盆や施餓鬼というのは、自分が救われようとする行事ではない。あなたの無償の心を大きく大きくしていくこと。それが亡き仏さまが大いにお喜びになることではないでしょうか…」
現代を生きる私たちが失いかけている感覚かもしれませんね。
「人のため」
この気持ちをせめて年に一度、心に涌き起こして頂きたいと思います。
年忌法要とは、一味違った供養の気持が大切な人のもとに届くということ。
お手数をおかけして、お供物やお塔婆をご供養された方々に心より御礼を申し上げます。
また、ご欠席の方でもご心配なく。しっかりとお勤めを申し上げましたので、ご安心ください。
皆さんでお経を読んでお勤め
正覚寺では、おせがき法要に手作りのお経本を用意して、参列者一同に参加型で法要を営みます。
お経も訓読みといって、日本語になっているお経を読みますので、
意味がとれる部分もあるでしょう。
他の方々と一緒にお経を読んでみると気持ちがいいものです。
皆さん一人一人の力が合わさった感じがしました。
お経本には、おせがきをお勤めする意味や本堂に飾ってある位牌の意味なども記してあります。
みなさんよくお勉強をされ、年々、ただ参加するのではなく、信じる気持ちが大きくなっていき、
仏さまとの距離感をとても心地よく感じていられるのではないでしょうか。
そんなお手伝いができることをとても嬉しく思います。
来年もぜひお施餓鬼法要にご参加ください。