お坊さんのテレビ出演について
友人や知人の方々との会話に「きのうテレビでお坊さん出てたよ」ってよく言われるんですよね。
私本人は、あんまりその手の番組を見たことがなく、どういうものなのか見当もつかず…(すみません)
特にバラエティー番組にお坊さんが出演する機会が増えたのが昔と一味違うんでしょうね。
ということは世間はお坊さんに興味があるんでしょうか・・・?
大体見当はつきますが、決して「仏教の教え」に興味があるわけではないんでしょうね…
今まであまり明かされなかったお坊さんの色々な側面にスポットがあたっているんですね。
特に個性的なお坊さんには注目が集まります。
おねぇっぽいお坊さん。
出家の動機が変わってるお坊さん。
美しい尼さん。
イケメンのお坊さん。
人と違う事をやるお坊さん。
などなど。私の先輩のお坊さんもテレビ局から何度も声をかけられているが、断っているとのこと。
理由は「仏教の教えにも注目が集まればありがたいが、お坊さん個人のキャラだけにスポットが当たってしまうのは私の考えと合わないから」と言っていました。(なるほど)
その方は、お寺のCMを作成したり、お寺でお見合いパーティなどを開いています。
ユニークな発想をお持ちで人格的にも大変立派な方です。そして何よりもおごらず気さくに接してくれること。
沢山修行を積んだ方と接すると、なんだか気持ちがほんわかするんですね~。仏さまにお会いした様です。
3大あるある
さ、ここで私が老若男女によく聞かれる質問!!
これを『お坊さん3大あるある』と名付けます!(私が勝手に)
① お坊さんは髪の毛を伸ばしてもいいんですか?
② お坊さんはお肉を食べてもいいんですか?
③ お坊さんは結婚してもいいんですか?
と私はこれを聴かれたときに
① お坊さんの制服みたいなものでしょ坊主頭は。 と答え
② 小さい頃から食べてます と答え
③ しちゃったので と答えています。
参考までに
① 「剃髪」(ていはつ)とは、頭髪、ひげを剃ることで〈落髪〉〈落飾〉などともいう。髪やひげは飾りであるから出家して仏道に入る時に、すべての虚飾を去る意味でこれを剃る。古くはインドの出家修行者の習俗であったが仏教にとり入れられ、中国に仏教が伝わった時にこの習俗が儒教の説く〈孝〉の徳目と抵触することになった。(中略) 我が国では浄土真宗の僧侶は剃髪を行わない。 【岩波仏教辞典】
② ①②③もざっくりいうと「戒律」ということです。悟りへ向かって修行するための決まりごと。
これは一概にこうだとは言えないと思います。修行者のその集団での規律、時代や地域によって、野菜ばっかり食べてたら体力がもたず死んじゃう人。野菜が取れない地域。などなど様々な要因がそこにはありそうです。
③ 不勉強のためズバッとした資料がありませんでした…
ネット上でもこういった質問や討議が沢山されているようです…
私の考えで勘弁してください。
仏教の一番の目的は、人々が悟りに到達すること。そして僧侶はそれをお手伝いする役目。
戒をたもつ者だけが悟りに至るのではなく、悩みをもつ人と思いを共有して共に歩んでいくようなスタイルが、大乗仏教としての日本の僧侶のありかたになってるんじゃないかな。
そういう意味で結婚は、「人の気持ちを考える」ということにおいては、日々修行のような気がしますがどうでしょうか…(うちだけか)
仏教を伝えること
もちろん戒をたもち、自分を律して生活することが、求められます。同時に、仏教を伝えること。人を救うことがおろそかになってはいけないと思ったりします。
ここで「仏教を広めよう」と題して、法事などの折、正覚寺へいらした時に、お坊さんと一緒に写真を撮りませんか?という企画。
SNSなどからお友達に発信してください。
あなたが法事で感じた素直な気持ち
亡き故人さまへのお手紙を書く様に感謝の言葉をつづってください。
それを読んだ人が、優しい気持ちになるはずです。
※もちろんお施主様の気持ちに応じてです。深い悲しみの中、無理に行うことはありません。
この企画立ち上げに賛同ご協力くださったK家の皆様ありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。 皆さんからのご意見をお待ちしております。